未来へのタネまき日記

47歳で、初めての子育て。長男と接しながら、日々感じたことを書いています。

子育て|子供の行動を分解をして観察してみる

こんにちは!
今日も良い天気ですね!
隊長です。

子育てをしていて、
師匠に教えてもらったいくつかのスキルの中で、
特に役に立っているのが「行動の分解」です。

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この行動の分解のスキルを身につけたことで、
①失敗することが原因がわかるので、改善策がわかる
②よく褒めることができるようになる
③片付けに役に立ちます

また行動の分解のスキルを、
身につけることができると、
イライラすることがなくなりますし、
「頑張れ!」
「やる気があるのか!」などの
精神論の話をしなくても良いので、
指導される側も、すごく楽です。

行動の分解のスキルは
今は、使いこなせていますが、
教わるまで、
全くできませんでした、


そんな考え方があるとも、
思っていませんでした。

当時(13年ほど前)は、
師匠が何を言っているのか?
全く理解できなくて、
セミナー会場で困っていたことを、
今でもよく思えています。

師匠から教えてもらう際に、
言われた質問は
テーブルの上の目の前のペットボトルを飲むためには、
 幾つの行動に分解できますか?」
でした。

僕はこの問題が出た瞬間、
頭の中が「??????」状態になってました。

理由は、
行動の分解という考え方をしたことがないので、
「ペットボトルを開けて、飲めば良いいやん!」と
思ってました。

しかし師匠から
「ペットボトルの水を飲むためには
 40〜50くらいの行動の分解ができるよ!」
と言われて、ハッとします。

僕たちは、誰かの真似をして、
ペットボトルを飲めるようになっています。
真似をすることを、無意識にやっています。

しかし、
もし初めてペットボトルを見る人(特に子供)に
「テーブルの上のペットボトルを飲んで良いよ!」
と言われても、
どうして良いのか?
わからないと言うことです。

このことが理解できた時に、
社会人になって、
初めて仕事を教えてもらった記憶が蘇りました。

僕は20歳からの、
写真の修行時代、
先輩から「見て、覚えなさい!」
と言われながら、教わりました。

しかし、
上手く行かず、先輩たちから
「どんくさい!」
「何しているの!」
「やる気あるのか!」
「頑張れ!」と
よく怒られていました。

今になれば、良い思い出なのですが、
当時は、何が悪いのか?
わからない状態で、困っていました。

今は、師匠から学んだ
行動の分解を理解していますので、
だいたい1回動きを見せてもらえうと、
なんとなくマネはできます。

この行動の分解のスキルがなかったときは、
どこを見たら良いのか?
わからないと思います。

ここで、先ほどの
「ペットボトルの水を飲む」
の行動の分解をしてみます。

みなさんもよかったら、
ここで、このブログを読むのを止めて、
3分間ほど考えてみてください。

あまり長くなりそうなので、
簡単に、ペットボトルを飲む工程を、ざっと9つの工程で書いてみます。

①テーブルのペットボトルを見る→②左手を伸ばす→③左手でペットボトルを掴む→
④左手の肘を曲げで自分の方に引き寄せる→⑤ペットボトルを持った左手を胸の高さに置いて、右手をペットボトルのキャップのあたり持つ→⑥右手で持ったキャップを左に手首を使って回して、キャップを開ける→⑦右手で、開けたキャップを掴み、左手でペットボトルを口元に持っていく→⑧ペットボトルを口につけ、頭を後ろにそらす→⑨ペットボトルの水を飲む

ざっと書くと、このような流れになります。

細かく腕や指も各パーツの関節などの
使い方を分けて考えると
40〜50の工程があることがわかると思います。

たた「ペットボトルの水を飲む」だけの行動なのですが、
かなりの工程を無意識になっていることに気付くと思います。

なぜ今回、行動の分解を書いたのか?というと、
このような行動の分解を子供達に教えている
大人が少ないことが気になっているからです。

例えば、
①補助なしの自転車に乗る際の行動の分解
②逆上がりをするための行動の分解
これらを行動の分解で教えている大人に出会ったことが、
あまりないのです。

多くの大人が
「頑張れ!」
「肩の力を抜け!」
「どんくさい!」
「何しているの!」
「やる気あるのか!」と言っています。

これでは、子供たちも、上手くできずに
やる気にならないと思います。

これは、すごくもったいない話です。

そして実は、
さっきのペットボトルの話には続きがあります。

③左手でペットボトルを掴む→
④左手の肘を曲げで自分の方に引き寄せる


この工程をする際に、
③左手でペットボトルを掴む→
④ペットボトルを掴もうとして、手を離し掴まなかった
としたら、どう思います。

やる気がないからでしょうか?

ペットボトルを掴まなかった理由は、

「熱かった!」
「飲みごろの温度ではなかった!」ということです。


実は、③→④の間に、
無意識に人は、
手でペットボトルの温度を測っています。

無意識って、すごいでしょ!
無意識で、こんなことをしているのです。

だから、
行動の分解ができると、
いろんなことに役に立ちます。

特に、片付けです。

片付けは、
無意識にめんどくさいと思う所に、
物が溜まりやすいのです。

片付けが進むためには、
このめんどくさいを
改善してあげれば良いのです。

このめんどくさいを改善するためには、
行動の分解の視点があれば、
簡単に改善できます。

片付けのめんどくさいを改善するため、
大事なことは、
アクション数を意識することです。

今日は、ここまでです。
参考のしてもらえたら幸いです。